「最近どうすかどうすか? もううちねえ、やばいっすよ。(リストラの詳細描写略)なんてことがありましてね。それと(結構ヤバイ不祥事)。○○○が辞めて編集部員もいなくなったから、ぼくなんか担当(担当漫画家さんの数)増えまくりですよ。給料は30代が○%、40代は○%カット。担当増えたのに交際費も去年の半額にしろってことになって。(本来なら編集者が漫画家に接待するべきところを)つきあいの長い漫画家さんだと事情を知って憐れんでおごってくれるんすよ。○○○(大手出版社)なんて、編集者が電車で帰りたくないから用もないのに漫画家さんのところに行ってタクシーで帰っているっていうのに」(大意)
と、某ハンバーグレストランで
2時間ほど愚痴っておられました。
結構な遊び人で「イケナイ遊びも仕事のうち」と
カラダを張って漫画家さんにネタ提供。
そんな働きぶりで担当漫画家さんにたいそう
愛されていた氏。
最近は、朝から晩まで仕事漬けで夜遊びもできない。
給料カット&交際費半減となり
休日も出かけず猫を抱いてふて寝をしているそう。
わたしが2社目の出版社に入ったときに
新人さんだった氏。
わたしが独立したら、ご祝儀代わりに
おもしろい編集仕事を投げてくれてマジ感謝してる。
会社組織にいる編集者って
漫画家などの作家やわたしらみたいなフリーと
ちょっと背徳的な関係がある。
言葉は悪いけど、会社をうまーくだまして
原稿料や交際費を引き出して、
外注者にいかにおもしろい仕事をしてもらうか!?
そんな共犯関係こそ真骨頂だったんだけどねえ。
出版業界、なかなかしんどいよ!
カイシャイン編集者がんばれ。超がんばれ。応援してる。
(木村悦子)