ミトシロ書房の業務日誌

■出版社に勤めたのち、フリーランスの編集者・ライターとして独立。『入りにくいけど素敵な店』という著書も出しました。レシピ本や街情報誌が得意なのですが、最近は書籍(単行本)を企画から校了まで、出版社の編集者さんとタッグを組んで制作請負などをしています。週刊誌はレシピなどのグラビアページをはじめ、文字みっちりの取材モノにも取り組んでいます。
■WEBメディアの仕事も歓迎します。場合によって写真撮影、取材コーディネート込みでお受けします。
■四柱推命、周易、断易できますので、占いのご用命もどうぞ。

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2014年3月6日木曜日

おもしろいこと主に2つ

1、飲食店を取材しまくっている!

某所で「ことしは飲食店100軒取材!」と
宣言したのですが、もうすでに20軒弱。

飲食店取材と言うのは、
超大作の創作をするものでもないし、
記名で論文を書くでもないし、
オピニオンを発表するものでもない。
アポ入れて→取材して→事実だけ書いて
→校正を依頼して……と、
その内容は地味~。

でも、もともと食に無頓着だったわたしが、
食の世界に魅了されてしまい、
いまは飲食店取材がとっても楽しくって!



きょう浅草の老舗◎◎屋でも
いい話を聞いたんだー。
グルメ記事を書くための取材が終わってからの
どうでもいい世間話と下町トークが最高。
人をノセて話を引き出すのが
我ながら上手だなー、なんて(笑)。

★神棚について★
「◎◎を扱うからには◎◎に失礼があっちゃいけない。
わたしが幼いころからあったの」と
神棚(神式)の隣に◎◎観音様の神棚造仏壇。
いい感じの神仏習合っぷりである。
聞くと、「神社仏閣の多い浅草の宮大工が
誂えで造ってくれたんです」とのこと。
いいなー、造り付けの神棚&仏壇。
神棚には新鮮なお榊が、仏壇にはきれいな
菊の花が飾られ、清涼な空気を感じる。
神様・仏様を大事にしているから、
お店も繁盛しているんだろうなー。

★下町について★
以前、町屋というド下町に住んでいたというと、
「へえ、町屋ですか。昔は葬儀屋と長屋しかなくって、
『町屋のくせに』なんて馬鹿にしていたんですが
最近は高いマンションもできて、
地下鉄、京成線、路面電車と3線も通っちゃって
“いい町”になったよね。
それでね、うちはね嫁さんが日暮里の人。
日暮里ってのは、北側がちょっとアレで、
南側は谷根千とかいって人気のエリア。
これってね、山手線の内か外の差なんです。
嘆きの壁(笑)。


2、バーチャンの携帯に電話した

わたしのバーチャンはなにしろカワイイ。
ひなまつりだからと、あまざけ、ひなあられ、
ポンカン、液体味噌2本(え?)。

ありがとーって電話したついでに世間話。
おっきくなる前に飛び出した故郷のことを、
わたしはあまり知らない。
最近、いろいろどうでもいいことを聞きだしている。

悦「バーチャンは初詣どこいくん?」
バ「八坂神社と松島神社ともいっこ」
悦「三社参り(※)ね。で、どこ?」
バ「思い出せんのよー。三つ参れば
 どこでもいいと思うとるけん(大意)」
悦「結構適当なのね(笑)」
バ「そうなのよー」

※九州では初詣に神社を3社参る習慣があった。
だいぶすたれているうようで、わたし世代は知らない。


自分は年を取って大人になって、
いくつになっても老けずにかわいいバーチャンとの
携帯ガールズトークが楽しいのである。
先日なんて、酔った勢いでバーチャンに電話したし。あはは。


(木村悦子)