ミトシロ書房の業務日誌

■出版社に勤めたのち、フリーランスの編集者・ライターとして独立。『入りにくいけど素敵な店』という著書も出しました。レシピ本や街情報誌が得意なのですが、最近は書籍(単行本)を企画から校了まで、出版社の編集者さんとタッグを組んで制作請負などをしています。週刊誌はレシピなどのグラビアページをはじめ、文字みっちりの取材モノにも取り組んでいます。
■WEBメディアの仕事も歓迎します。場合によって写真撮影、取材コーディネート込みでお受けします。
■四柱推命、周易、断易できますので、占いのご用命もどうぞ。

お仕事のご依頼は necocco2010☆gmail.com (☆を @ に変えてください)まで。

2011年4月25日月曜日

仕事のBGM

わが社で流行している音楽はずばり、
童謡や合唱曲。

これご存じのかたいます?

みんなのうた「雪祭り」

木枯らしの 届かない
雪の中 穴ほって
子供の 雪祭り
餅食って 豆食って
汗ばむほどに 騒ぎ立て
春はまだかと 笛吹けば
踊りだす 雪うさぎ
春をすぐ 連れてこい

神棚に 猫柳
火を囲み 鍋囲み
子供の 雪祭り
山颪 逃げていく
郵便屋さんが やってきた
春の便りは まだですか
風花に きらきらと
春がほら のぞいてる
がらんどうのオフィスに郷愁が満ちます。

text:木村悦子

トップページ暫定オープン

みなさんおはようございます。
会社に行かない日々も素敵ですね。
猫もいるし、事務所は快適。
6階のデザイナーさんにお仕事を
発注できる機会もそのうちありそうだ。

ところで、前職の同僚殿が
当社サイトのトップをつくってくれました。

まずは投稿TEST!

text:木村悦子

2011年4月23日土曜日

会社から荷物を運ぶ

7年勤めた出版社から
私物をどんどん事務所に運んでいます。
本がたくさん・・・。途方に暮れてしまいます。

つぎの締め切りもあるのに、片付かない!
仕事もやる気がおきない!

そこで、できる編集者が選ぶべきは“現実逃避”。
わが社は神保町に近く、
神保町といえば、世界最大級の本&カレーの街。
こ~んな楽しいところはない! というわけで
神保町、いってきま~す。

さっきも神保町にいて、
いもや(なぜか屋号が天丼屋になっていた)で
ひるごはんを食べたんですがね。
なんだろう、この神保町の楽しさ感覚&引力。

夕方には、わが社で編集アシスタントを
してくれるという助っ人さんが来社します。
ちょっとずつ稼働してきたわが事務所ですが、
まだがらんどうみたいなものです。


text:木村悦子

2011年4月21日木曜日

一冊校了!

武蔵之後悔堂氏がオタクぶりを発揮しております。
なかなか気持ち悪いのですが、
わたしは結構気に入っているし、これでよいのです。

非公開のつもりで書いているようですが、
もう名刺にURL刷っちゃって、トップページから
こちらにリンクを飛ばしているのに
気づいていないのでしょう。
楽しみにみてくれている人もいるようで・・・。

さて、
ミトシロ書房の2人は
128ページ、カフェ100軒掲載の
超絶ボリュームのムック本を校了いたしました。

武蔵之~氏も最後まで激務の中、
一生懸命校了作業を手伝ってくれて本当に感激しました。

前、同じ編集部にいたとき
「あっ、この人物!」とピンときたわけです。
そんな愉快な仲間と本作りができるなんて
なかなか幸せなことです。


書名:とっておきのカフェスイーツ
出版社:えい出版社
価格:880円

text:木村悦子

2011年4月17日日曜日

猫ニッキ

われわれ社には猫がいます。
名前はてろちゃん。
わが家が正式に猫NGとなったので、
事務所に住んでもらっています。
「原稿終わらないよ~」って
しくしく泣いていたら、
同級生のスーパー編集者が
事務所に助っ人にきてくれました。
仲良く一緒に作業していたら
猫殿が窓から飛び出しそうに!
そこで
「ほら~、あぶないでしょ!」
って猫殿をだっこして、
「うちは3階だから落ちたら死ぬよ」
って教育していたところ、
窓の下から見上げる男女が。
その数秒後、
われわれ社にその男女がやってきました。
なんと同じビルで働いている
デザイナーさんたちでした。
「今後よろしくお願いします」と
校了後の交流を約束したのであります。

text:木村悦子

2011年4月14日木曜日

ロマンチック×関西の“潮目

退職したばかりの会社には
机にどっさりと私物があって
まだまだ居場所がある。インフラも抜群。
「勝手知ったるわが故郷」
とばかりに、うっかり泊まっちゃいました。
仕事終わらないし。
なじみの編集部員と深夜のデニーズ。
これも夜に強い編集部のお楽しみ。

さて、鋭意製作中の
『とっておきのカフェスイーツ』、
取材はとっても楽しかったわけです。
東京、京都、神戸と
3つのカフェタウンを取材しました。
数十軒取材しています。
膨大な写真を選びながら、
思い出したことがあります。
それは、とある神戸のカフェでのこと。
キーワードは
「ほっこり」
「ナチュラル」
「北欧」
レース、リネン、天然木など使いまくりで
一歩間違うと団地風カントリーなんですが、
店主のセンスで嫌味のないロマンチック空間に
仕立てられています。

木村「かわいいお店ですね。
  女性客ばかりなんでしょうね?」
店主「いえ、男の人もきますよ」
木村「ええっ!? どんな人ですか?」
店主「おもしろかったのが、おじさん。
   なんかの間違いちゃうんか、と思って
   『うちでええんですか?』って聞くと
   『いいんです』って」(笑)

1、
お店は3席程度の狭い店。
インテリアのすべてが
シルバニアファミリー的ロマンチック。
そんなお店におじさんがいる妙
2、
超絶ロマンチックなお店の店主(女性)が
「自分の店はロマンチック」と自覚していること
3、
でも「なんかの間違いちゃうんか」という
つっこみかたがやはり関西人。

以上3点がおもしろかった。
関西は明るい。いまの日本に必要な明るさかもしれない。

そしてわたしは、神戸に
ロマンチック×関西の“潮目”をみた!

2011年4月7日木曜日

ミトシロ書房、編プロ部門稼働中

ミトシロ書房(通称、われわれ社)に
ネットと電話・FAXが開通しました。

前職から請けた仕事で、甘いもの取材の日々です。


▲京都『冷泉さいさい』女将取材の合間に
いただいたあんみつ!


▲京都いち落ち着く“昼寝系”カフェ『HiFi Cafe』
ホットケーキに見えて実はカステラなのが◎
ゆる店主にも萌え



▲大阪の地下鉄にて。
「こわい電気がながれています」とな。
同行のカメラマン(東大阪住み)は
なんとも思わないらしい。
これが大阪のケレン味というものか?


▲もういっちょう、おもろ広告。
「笑って見送れ最終電車!」
こういう笑いに癒される東京在住のわたし


▲麹町『ラトリエ・ド・シマ トゥショコラ・サロン・ド・テ』のマカロン。
ひと通り取材をしたあと、島田シェフと雑談。
泣く子もだまる大御所のシェフですがどこか中部ふうのなまり。
聞くと、三重・尾鷲のご出身だそう。
「雨の多い町として有名なところなんですよ」と


▲『アトリエ・ド・フロマージュ』にて。
手前のシュークリーム目当てで取材したら、
思いがけずアップルパイ(奥)が抜群においしい。
日本一のアップルパイを発見した気分でした。
同行のカメラマンも絶賛


▲表参道『茶茶の間』の抹茶パフェ。
4年ぶりの取材来訪です


さて・・・そんなかたわらで、
いつも原稿をせかす・せかされるだけの関係に
ピリオドを打つべく、印刷屋さんの営業マンを
お酒に誘ってみました!



神楽坂『加賀屋』は、働く人のたからもの。
神楽坂に名店、老舗は数あれど
日々の酒はこうでなくっちゃ、ということを
しみじみと感じさせてくれるいいお店!
ごちそうさまでした。

text:木村悦子