ミトシロ書房の業務日誌

■出版社に勤めたのち、フリーランスの編集者・ライターとして独立。『入りにくいけど素敵な店』という著書も出しました。レシピ本や街情報誌が得意なのですが、最近は書籍(単行本)を企画から校了まで、出版社の編集者さんとタッグを組んで制作請負などをしています。週刊誌はレシピなどのグラビアページをはじめ、文字みっちりの取材モノにも取り組んでいます。
■WEBメディアの仕事も歓迎します。場合によって写真撮影、取材コーディネート込みでお受けします。
■四柱推命、周易、断易できますので、占いのご用命もどうぞ。

お仕事のご依頼は necocco2010☆gmail.com (☆を @ に変えてください)まで。

2013年5月31日金曜日

書いても書いても終わらないの巻

こんばんは。
深夜3時になると筆が進むのです。

 
十二支で表す時刻だと、

丑の刻:午前1時~午前3時
寅の刻:午前3時~午前5時

丑・寅といえばこわ~い鬼門の方角でもある。

3時は丑→寅に変わるときで、鬼門通過の刻。
マモノなど出るならばこの時間以外にありえない。



さて、書籍校了しながら雑誌2誌分、原稿UPしました!
1誌は飲食の業界誌、1誌は週刊誌。
業界誌のほうはお店3軒取材して終わりなんだけど、
週刊誌のほうが、キャプション攻撃がキツかったわぁ~。
情報誌ってのは、スタッフが涙目になりながら
情報てんこ盛り盛りにして付加価値を高めておるわけですね。

ほんの7ページなのに、内容ぎっしりすぎて
たおれそうです。書きすぎた・・・でも・・・
まだ書かなきゃいかんものがある・・・ぐぎぎ。 


▲週刊誌の撮影小道具に使ったもの。


(木村悦子)

2013年5月30日木曜日

わたしの“お役目”

こんばんは。

オールナイト営業のキセツがはじまりました。

いま入稿しているのは、漫画を使った本。

いやー、驚きました。

書体の指定、Q数の指定、行間の指定など
わたしは完全DTP時代に出版社に入ったので
こういうアナログ的な編集作業って
はじめての体験で、なかなか新鮮。

漫画の編集者…スゴイ! 尊敬。
ネーム(ふきだし)のレイアウトって
結構デザイン&エディトリアルセンスが
要求されるものなんですねー。

書体見本帖やQ数表ナド見るのも久しぶり。

今回の本も、いろーんな人にお話を聞いて
いろーんな人を巻き込んで作っております。

力を貸してくれたみなさん、ありがとうございます。
あとちょっとです!


と、感傷に浸りたいタイミングで、
旧知の編集さん(なんと漫画の編集者)から
久しぶりに電話あり。

新しいお仕事のご依頼です。

いろんな出版社のいろんな人が、
わたしの手があくタイミングを見計らったように
連絡をくれるので、これってやはり“お役目”だなーと思います。
神様がわたしに働けと言っている。
世の中のためになるかどうかわからないけど
本を作って「ココロを磨いて世の中修行せよ」と聞こえます。

 
▲書体や天地のアキで余韻ぶりが変わる。

▲校正に参加してくれた人からありがたいメッセージ。

(木村悦子)

2013年5月28日火曜日

博多の夜 ~ちょっとオカルト?編~





信じらんないぐらい忙しくて、
誘われていたけど「行けないかも」と
あきらめかけていたけど無理やり行った
福岡旅行のことを書きます。

ほんとに忙しいからちょっとだけ。

いま福岡の出版社で書籍の仕事を請けていて
その関係で半打ち合わせ・半遊びで
福岡に行ってきたってわけです。

(観光やグルメの記事は後回し)

特筆すべきは、同行者が取った宿。
文化財指定とかで、古くてイイ感じ。
っていうか、雰囲気ありすぎ。
(ちなみに、まったくもって嫌いじゃない)

壁が薄くて、隣の会話、丸聞こえ。

老人トークが大好きなわたしは
布団にくるまり耳ダンボ状態でヒアリング開始。


老女「いたのよ」

老男A「なにが?」

老女「おじいさんが」

老男B「おれのことかい?」

老女「いや、青いような服を着た」

老男A「お母さん、おかしくなったのかい?」

老女「いたんだってば!」(大声)

老男B「おじいさんって、いるわけないでしょ」

老女「おじいさああん! どこ行った?」

老男A「ぼけたか?」

(この辺聞き取れないから中略)

老女「古い井戸があってそこを埋めたらしいんだよ。
   井戸って埋めたらダメって言うじゃない」

老男A「なに言ってんだよ!」

(ここで老女、携帯で自宅に電話)

老女「あのね、泊まってる旅館でね、
   ここどこだっけエエーっト、博多!
   おじいさんを見たのよ」

(電話長い、再び中略)

老男B「お母さん、墓参りでも行ってくれば」


みたいな内容でした。
おじいさん=老女のだんなさま=故人でFA?




では仕事に戻ります。(・ω・)ノシ


(木村悦子)

2013年5月22日水曜日

ひと段落、博多へ!

4時。執筆の時間。深夜? 早朝?

ちょっと趣向の変わった本を作っていて、
漫画家さん&アシスタントのみなさまに
お仕事をお願いしておりました。
それがめでたく納品の儀を迎えつつあり、
ひと段落つきました。
とはいえ、校了に向けてこれから長いけど。

いま手がけている書籍3冊、雑誌2冊が終わると、
6月も終わって、もう1年の半分がおしまい! ってなる。
信じらんないぐらい早くて気が遠くなる・・・。

でもまあひとまず、おつかれ自分! の意味で
クライアントの1社である博多の出版社主宰の
もつ鍋会参加のためにairのチケット取りました。
夜は住吉エリアのゲイバーを巡ってみたいところ。
mixでイイところないかなあ。


(木村悦子)

2013年5月3日金曜日

サントリー(菅野さん)VSキリン(堺さん)

深夜2:25。原稿執筆中。

文字があれば必ず読む、
印刷物は広告含め大好き、中吊り大好きの
根っからのゴシップ気質です。

いい写真が撮れました。


先日見たときは、通路の上で
背中合わせだった2種類の広告が、
きょうは網棚上でお隣同士になっていました。
 
菅野さん「うちのハイボールは角だから。」
 はいそうですか。
堺さん「たかが泡で、幸せになってしまった。」
 はいそうですか。

似たようなテイストですが、
実は広告出稿主はライバル同士。
サントリー(菅野さん)VSキリン(堺さん)。

というわけで、JR東日本企画(交通広告を取り仕切る)の
イキなお取り計らいかしら? と勝手に推測したりして。

では、連休も働くみなさん、おやすみなさい。


(木村悦子)

2013年5月1日水曜日

老ガールズトーク(※含、老男)

外で仕事しよーっと出かけたカフェが
老人の集合に占拠されたので、仕事をしながら
脈略のないおもしろトークに聞き入ってみました。


「戦争中新宿にいたの。甲州街道沿いで」老女A
「町はぜんぜん変わったねえ。高島屋なんかできて」老男A
「進駐軍が通って怖かったわよねえ」老女B
「当時の日本人は小さかったわねえ」老女A ←話題の転換
「うちの妹35キロしかない。身体弱いのよ。
 80で逝っちゃったから」老女B
  ※80なら大往生のほうだと思います。
「あらうちの娘は173cmもあるから高島田がつっかえて
 たいへんだったの」老女A
「民謡、詩吟、舞踊、なにやろうかしらね」老女B ←話題の転換



老人トークは続きます。

「主人が亡くなった時、お寺に女の人しかいなくて、
お坊さんになれる男の人がいなかったの。
それでちょうどお婿さんをもらったときで
お坊さんになったけどオカネを使い込んじゃったの。
それでお坊さんクビ。お葬式ができなくて困ったのよ」。

ほう。そして、


「酒やめる!!」
「テープなら大丈夫でしょ」
「そこでまーたたけのこご飯よ」(一同大爆笑)
「B型って案外ダンサーが多い。長嶋とか天才型が多いみたいね」
 →「あたしB型。見えるでしょ?」

など、断片的におかしなトークが聞こえます。思わずニヤリ。


会話は弾み、お酒を飲むことになったモヨウ。

(注文時)「未成年ですがいいですか?」

(酒が運ばれて)「注ぎ代は1000円ですよ」
 ※ボトルでシャンパンを飲むらしい。おしゃれー。


トークは加速します。

「飲むの遅いんだ」に対して
「子作りは早いのにね」みたいな、お決まりの展開もありつつ。


耳の遠い人もいるようでした。

「ここは居酒屋じゃないんだよ」老男
「んあ?」老女
「レストラン」老男
「んあ? 居酒屋?」老女
「レストラン」(声大)老男
「ああ、居酒屋ね」老女


極めつけは、

「俺知ってるんだ。天国と地獄の間には中国があるんだ。
天国、中国、地獄。天国にも地獄にも行けない人が中国に行くの」

突っ込みどころがあるんだか、ないんだか。


さてまさかのジャニーズトークもありました。

「★★★みたいにカネ持ってるのはケチだから結婚しない」
「あとなんだっけ5人組の?」
「あらし!」
「それと、★★★★ってのは、みんなで旅行しようって
いう話になっても行かないらしい」


老人の定番、死にトークもバッチリ。

「隠し子がいる場合の遺言状って・・」
「B型だから遺言状書かない」


尽きせぬ老ガールズトーク、楽しそう。

「入れ歯ゆすいで店出ましょうか」

と、みなさん楽しそうにお帰りになりました。


(木村悦子)