ミトシロ書房の業務日誌

■出版社に勤めたのち、フリーランスの編集者・ライターとして独立。『入りにくいけど素敵な店』という著書も出しました。レシピ本や街情報誌が得意なのですが、最近は書籍(単行本)を企画から校了まで、出版社の編集者さんとタッグを組んで制作請負などをしています。週刊誌はレシピなどのグラビアページをはじめ、文字みっちりの取材モノにも取り組んでいます。
■WEBメディアの仕事も歓迎します。場合によって写真撮影、取材コーディネート込みでお受けします。
■四柱推命、周易、断易できますので、占いのご用命もどうぞ。

お仕事のご依頼は necocco2010☆gmail.com (☆を @ に変えてください)まで。

2013年2月15日金曜日

オーダーメイドの周易サイコロ

周易用のサイコロをオーダー中。

いまの易(周易)は、竹ひごみたいな木を
じゃらじゃらさせて占うものではなく、
一度にサイコロを3つ転がす方法が主流。

じゃらじゃら方式はいかにも神がかった
ありがたいカンジがしますが、プロセスが長いので、
集中力を保ちにくいのだとか。

そこでサイコロ方式(略筮:りゃくぜい といいます)。

わたしはいままで樹脂製サイコロを
使っていましたが、もうそろそろホンモノを! と
象牙製のものを探しておりました。

神保町に運命書・易書専門の古書店がありまして、
そこで売っている周易サイコロがたしか3~4万円。
高くて値札を見るのもコワイので、覚えていない。
(ちなみにコチラ、番頭さんがものすごい本の目利きです。
数万円の易書だけでなく、店頭のワゴン売りの本も狙い目。
あと、2階の浮世絵コーナーも一見の価値あり)


さて、秋葉原と御徒町のあいだぐらいに、
都内唯一の象牙専門店があります。

店内にはカワイイおばあちゃんといい感じの
職人さんがいました。
職人さんは象牙を彫り彫りしています。

変わった仕事をしている人に会うと、
インタビュー魂が刺激されてしまいます。
聞いたことを簡単に箇条書き。

「象牙は20~30年前に確保したもので、
いまあるものだけを使っている。
新規ではもう入ってこないよ!」

「ウチのはモノがいいよ。安いし」
 ※安いといっても数千円しますが。

「大きさは自由自在。手になじむのがいいと思うよ」
 ↑「小さいのを財布に入れて持ち歩きたい」と言うと、
  「指の間にはまっちゃうじゃない!」と笑われた。

「鉄火場ってわかるかい?
サイコロってのはああいうところに出入りする
特殊な人たちが使うものだから・・・(以下略)」
 ※ヒント1:賭博用途のサイコロは1の目が黒い。
 ※ヒント2:ちなみに易のサイコロとはカンケイない話。

「象牙もマグロみたいなもんで、
いい部位と悪い部位があるわけ!」


(象牙どころか毛皮も抵抗ありだけど、
新しく象をアレして牙をアレして・・・
というわけではなさそうよね。
買う? 買わない? ねえ、わたし!)

結果・・・

職人さんの気風のいい話し方に惚れて、
たっかいサイコロをお買い上げ決定!

大きさだけでなく、転がり抵抗を左右する
「角の丸み」まで完全made to order。

8面体サイコロ<赤> 7500円
8面体サイコロ<黒> 7500円
6面体サイコロ 4000円~5000円
 ※6面体は8面体より小さく仕上げます。

サイコロ作っているところ見せてほしい、
と言ったら、

「そんなにヒマじゃねえ。
できたら連絡すっから!」と。
まあ、それはごもっともです。


できるの楽しみだね。
だからさあ、がんばって仕事しようね。
わたし、占い師じゃなくて編集者だもの。

あ、そうそう。
元同僚からご依頼があって、
某フリーペーパーに占い師として
連載を持つことになりました。
でも、わたし、編集者。

さあ、原稿を書こうかね。



(木村悦子)

2013年2月5日火曜日

ウナギと「絶滅危惧種」つながりで

さきほどウナギのことを書きました。
iphone画像を引き続き整理していたら、
メダカの写真が出てきました。

純粋日本生まれ&固有種である
「クロメダカ」も絶滅危惧種。
こちらの「小田原めだか」は、
小田原市で里親制度を実施中とのこと。



日本産淡水魚のノーカラーで地味な愛らしさに萌えます。
ニッポンバラタナゴを飼いたいよ!

(木村悦子)

立春!

節分の翌日は立春。
ほんとうのほんとうの新年が幕を開ける日です。
ことしのわたしは(つぎの節分である2014年2月3日まで)
平和に過ごせることになっている!

さて、節分といえば・・・豆まき!
ここ数年で、恵方巻きなる食文化が
関東地方にもたらされていますが、
アレ、なんか・・・だと思っているわけ。

先日、居酒屋に入ったら、

店員A「いらっしゃいませ。きょうは恵方巻きがおすすめですよ」

<略>

店員B「飲み物をお持ちしました。おすすめは恵方巻きです」

<略>

店員C「お料理をお持ちしました。恵方巻きもご一緒にいかがですか?」

と、恵方巻きのごり押し。

得体の知れないうさんくささを察知し、
ちょっと調べると・・・

恵方巻きの由来→http://3ple-fan.269g.net/article/15803206.html

って、あのー・・・。

販促キャンペーンにもオカネのにおいがします。
☆☆業界のあれじゃないのかしら。

恵方巻きなんて食べなくても、
ことしの運がよければOKOK。
自分の好きなモノ食べればいいと思う。


そういえば、ニホンウナギが絶滅危惧種に指定されたそうで。
「土用にウナギ~」と売り出した平賀源内さんも
まあ、こんなことになるとは想像しなかったでしょうね。
恵方巻きが信じられないぐらいはやって、
ブームとして定着して、はるか未来に
食用海苔が絶滅危惧種に・・・なっちゃったりして!


ウナギ~。

▲iphoneの写真フォルダをあさってみたら、
おいしそうなウナギの写真がでてきました。


(木村悦子)

2013年2月3日日曜日

ビョーキ2.0(3.0?)

深夜を通り越して、もしかして早朝? 4:18です。

先日、同業者(編集者など)が集まる飲み会がありました。
そこで、健康雑誌を作っている編集者さんから、
おもしろい言葉を聞きました。

「ふげんびょう」

なんだか、「膠原病(こうげんびょう)」のようで、
恐ろしいですね。健康、大事。

で、そのふげんびょう。
漢字で書くと・・・なんと!

「夫源病」

えっ・・・

気の利かないKY夫のために、
頭痛やめまい、動悸などの身体の不調に
悩まされている奥様方って案外多いんだとか!? マア!


新時代の病気だなあ、と思い、
「ビョーキ2.0」 という表記を思いついたのですが、
日本最大級のネットショッピングモール」社の
知人が「2.0はもう古い、いまは3.0だ」と言っていたのを思い出した。

世界は常に新しい発見に満ちている。
なにかこう、いろいろと。

(木村悦子)