四国では弘法大師信仰が篤く、
「いまなお、お大師様が橋の下で修行しているから、
橋を渡るときは、金剛杖(お遍路に使う杖)を
ついてはいけない」といった言い伝えがあったりする。
お遍路さんを見ると、
食事や寝床の世話をする人が少なくない。
こういった風習を「お接待」と呼ぶ。
何十日もかけて四国を巡る
お遍路さんへの同情の気持ちだけでなく、
お遍路さんを「いまなお修行として四国を
歩いているお大師様」の姿に重ね合わせているらしい。
さて、海を隔てた我が故郷・大分にも
おそらく弘法大師様ゆかりと思われる
風習とそれにちなむお菓子がある。
お接待菓子。別名、めがね菓子。
徳島で発見。懐かしいね。
ところでなんで、こんな形?
まさか、空海(≒弘法大師)が発明したの?
(木村悦子)