ミトシロ書房の業務日誌

■出版社に勤めたのち、フリーランスの編集者・ライターとして独立。『入りにくいけど素敵な店』という著書も出しました。レシピ本や街情報誌が得意なのですが、最近は書籍(単行本)を企画から校了まで、出版社の編集者さんとタッグを組んで制作請負などをしています。週刊誌はレシピなどのグラビアページをはじめ、文字みっちりの取材モノにも取り組んでいます。
■WEBメディアの仕事も歓迎します。場合によって写真撮影、取材コーディネート込みでお受けします。
■四柱推命、周易、断易できますので、占いのご用命もどうぞ。

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2014年4月12日土曜日

看板猫の膿瘍手術


最初に構えた事務所は、
神田美土代町の'50年代築のレトロなビルの3階。
ドアノブが真鍮だったりと、
'50年代だから和風ミッドセンチュリー? な
ディテールがとても素敵でした。

10坪と結構広くて、前の職場の同僚や
学生時代の友人、同業者などの
有象無象が「ここは居心地がいい」と
多く去来するようになったんだっけ。

人が来てくれると賑やかで楽しいけど、
「ほら酒だ。ツマミもあるぞ」と来られちゃ、
こちらは仕事にならない!!!
がんばって事務所持ったけど、
机一つ、プリンタ1台でできることもあって
家賃もったいないかも、と一度引き払っちゃった。
でもまた仲間を集めて事務所を借りるのもいいな。

さて、その旧事務所はなんと猫OK。
6、7階にも猫さんがいたのです。
逆に住まいが猫NGだったので
事務所に“置き猫”していました。
うちの猫さんは、小さいころから
いろいろなところに連れて行って、
多くの人にかわいがられた経験があるので
(※動物の「社会化」と呼ぶ)
人をまったく怖がらない。
むしろ、はじめて見る人が超大好き。

宅急便のお兄さんににゃーん、
原稿取りの印刷営業マンににゃーん、
お酒たずさえ遊びに来た人ににゃーん……。

「きみはほんとうに猫なのかい?」

看板猫的愛されキャットが、
なんと手術をしました。

1999年ぐらいに阿佐ヶ谷のスナックで
拾ってきたからもういい年。
小さなキズが膿んで「膿瘍(のうよう)」というものが
できてしまったのです。おまえも年よのう。

「もう年だから麻酔は危ないかもわからんね」
なんて、獣医さんがいうからためらっていたけど、
膿瘍が破裂しちゃったもんで強制入院。
で、晴れて日帰り退院となりました。

なにげに(←美しくない日本語)人気の
猫さんなので、この場を借りてご報告まで!



▲傷は痛々しいけどなかなかの上機嫌。

(木村悦子)