ミトシロ書房の業務日誌

■出版社に勤めたのち、フリーランスの編集者・ライターとして独立。『入りにくいけど素敵な店』という著書も出しました。レシピ本や街情報誌が得意なのですが、最近は書籍(単行本)を企画から校了まで、出版社の編集者さんとタッグを組んで制作請負などをしています。週刊誌はレシピなどのグラビアページをはじめ、文字みっちりの取材モノにも取り組んでいます。
■WEBメディアの仕事も歓迎します。場合によって写真撮影、取材コーディネート込みでお受けします。
■四柱推命、周易、断易できますので、占いのご用命もどうぞ。

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2014年7月7日月曜日

回転する財の話

トルネコみたいな知人がおり、
安く仕入れて高く売る!
扱うのは、国内外から見つけた
アンティーク。なかなかセンスがいい。
みんなサンリオやのりピーグッズなどの
ファンシーなものに夢中だった小学生時代に
柴田恭兵の下敷きを愛用していたという
伝説をもつぐらいだからなー(お?)

さてこのたび、その人物が
「ファーマーズマーケット」(青山)に
出店するというのを聞いて、
ちょこっと顔を出してみたよ。

http://farmersmarkets.jp/aoyama-food-flea/

食べ物、飲み物、手作り品、
アンティーク品などなど、
たくさんの出店があって目移りしちゃう。
とりあえず、知人ブースを拠点に
ひと通り見て回ることに。
ここで、謎の力を発揮するわたし。


野菜のショップで
「でかい玉ねぎねー」って
眺めていたら、

「つかみどり放題100円でいいよ!」

と、お兄さん。

「手がでかいから全部もってけちゃう」

「いいよ、もってけー!

「やったー」

で、超特大サイズの玉ねぎ8玉ゲット。

「ついでに小玉スイカもどう?」

「いくらです?」

「無料!」

なぜかスイカもゲットォーーー。



知人のブースに戻り、
その周辺の出店者などに
玉ねぎ山分け。

つぎに、ビールでも飲もうっかなー
と思い、うろうろ開始。


外国人がやっている
クラフトビール屋さんがイイ感じ。


「ビールください!」

「OK!」

「いくら?」

「無料!」

なぜかクラフトビール、ゲットォーーー!


7月・辛未。
今月のわたしのキーワードは「財」。
財とは、食べ物、日用品、金銭、愛情。
財に恵まれたこういうタイミングは、
宝くじを買うと当たるのよねー。
でもそういうのは興味がないから、
財を回転させてみる。
満たされたコップは一度
からっぽににしないと
入れ物として機能しないワケ。


「きょうの売り上げどうだった?」

「えー、いまいち」

「ちょっとそのスイカ、
このバッグにぴったりじゃない?」

バッグ4000円(わたしにセールスするですか・・・)

素敵なカゴバッグだけども
さしせまった必要性も感じず、
とはいえ、回転財の1日。
お金は天下に回していかなければね☆

はい、お買い上げ。

「ありがと、えっちゃん。
この売り上げでニャン太に
ササミ買ってあげよーっと!」


もともと、知人は、
病気の野良猫を迎えたばかり。
お祝いに何かを買ってあげようと
思っていたところなのでちょうどよかった。
財は回転(流通)させて
人に笑顔を、猫に幸せをもたらした!


(木村悦子)