江戸っ子が好きなもの。
うなぎ、天ぷら、すし、どじょう♪
粋だね、語呂もいいね。あと、そば!
浅草あたりにいくと、そばを
上手に手繰る人が多くて気持ちいい。
着席してそば前(ツマミ)とかん酒を頼み
酒を楽しむ。締めにそば。昼間っからしゃれてるねー。
さて、食通の間では「そばつゆにはちょこっとだけ
つけて食べるもの」なんてことが言われていて、
つけて食べるもの」なんてことが言われていて、
どぼっとひたして食べるのは無粋とされたものだけど、
どぼっとやっちゃったほうがおいしいのでは? と思うわけ。
漬け物や梅干しも現代の減塩志向のため、
昔のようなしょっからいものではなくなっているでしょうし!
というわけもあり、
どぼっとやっていただきましたー。
尾張屋
台東区浅草1-7-1
03-3845-4500
☆こちらのお店には「そば食い地蔵」という言い伝えあり。
昔むかし、毎日毎日そばを食べにくるお坊さんがおったとさ。
んでもって、尾張屋はお坊さんに毎日毎日そばを食べさせた。
だがある日、「もしかして、たぬきかきつねじゃね?」お店の人は思った。
それで後を追ったところ、地蔵堂の中に消えていっ・・・た??
「いままでうまいそばを食べさせてくれてありがとう。
以後、尾張屋のみなさんにご加護があるようにしとくから!」
と、お坊さん(ほんとはお地蔵さん)からのメッセージ。
・・・みたいなそんな話。地蔵堂は戦災を逃れるため
浅草から練馬に移ったけど、いまも尾張屋から
おそばをご奉納することがあるそうだ。
街の情報誌を作っていたとき、お店のおばあちゃんに聞いた話。
(木村悦子)