わが社が立地する神田界隈には、
大小の出版社が点在しています。
自転車でぷらーっとしていて、
信号待ちの間に見上げると、
雑居ビルの一室などにも
「あっ、あの出版社がこんなところに!」
といった発見があります。
出版社マニアのわたしには、
とってもシゲキテキな一瞬。
ちなみに、千代田区神田神保町を中心として、
おとなりの文京区にも中~小規模の
出版社が結構あるみたい。
社員数名程度らしき出版社でも
立派に看板を出しているから、
見かけるとどっきーんとしちゃう。
で、どこの出版社も、
縦・横・斜めにぎっしり本を積んでいる。
デスクに、窓辺に、あらゆるところに。
そういうのを、勝手に見上げる。眺める。楽しい!
「うん、わかるわかるよ」と
妙なシンパシーを感じてしまうわたしのデスクにも
床にも、テーブルにも本・雑誌・ゲラ・原稿・・・・・・。
本棚にも、まずは一列に立てて並べる(正統派)。
「手前にスペースあるやん」と思い、
その手前に、文庫本を横積み。
「あらやだ、まだいける?」と、空いたところに斜め積み。
本が並んでいるようすを見るのがしあわせなんです。
(木村悦子)