ミトシロ書房の業務日誌

■出版社に勤めたのち、フリーランスの編集者・ライターとして独立。『入りにくいけど素敵な店』という著書も出しました。レシピ本や街情報誌が得意なのですが、最近は書籍(単行本)を企画から校了まで、出版社の編集者さんとタッグを組んで制作請負などをしています。週刊誌はレシピなどのグラビアページをはじめ、文字みっちりの取材モノにも取り組んでいます。
■WEBメディアの仕事も歓迎します。場合によって写真撮影、取材コーディネート込みでお受けします。
■四柱推命、周易、断易できますので、占いのご用命もどうぞ。

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2012年5月15日火曜日

額装の街

九州男児は写真が嫌い。
まともに写った写真がないまま死んだ
わたしのじーちゃん。

そこで、懇意にしている
内田トシヤスカメラマンが、
どってことないスナップ写真数枚から
とってもかっこいい一枚を作ってくれました。

さて、それをどうしようかと思ったところ、
わたしの事務所の近所に
草土舎という額縁専門店がありました。


店員さんに聞いたお話。

・最近は、遺影といっても黒縁以外の
カラフルなもの、インテリアに合うものを
選ぶ人が増えている。

・額を選んだら、化粧台紙を選ぶ。
これもカラーバリエーションや紙の種類豊富。
ヘリが金や銀のものなどもあり、
その加工もマット/ツヤ(これもツヤ度いろいろ)など。

・遺影の場合は長年飾るので、結露の問題などから
ガラスではなくアクリル板がよい。

アールデコ調のあしらいがなされたものや、
素朴な木の質感を活かしたものなどがあり、
その世界はなかなかに奥深い。


そういえば、神保町界隈には
額縁の専門店が何軒かあります。

これは、美大生が自分の絵を額装する、
神保町の古書店で流通する挿絵を額装する、
・・・といったお客が多かったからだそうです。


じーちゃん、よかったね。
(写真原版、額縁ともにカラーです)


(木村悦子)