九州男児は写真が嫌い。
まともに写った写真がないまま死んだ
わたしのじーちゃん。
そこで、懇意にしている
内田トシヤスカメラマンが、
どってことないスナップ写真数枚から
とってもかっこいい一枚を作ってくれました。
さて、それをどうしようかと思ったところ、
わたしの事務所の近所に
草土舎という額縁専門店がありました。
店員さんに聞いたお話。
・最近は、遺影といっても黒縁以外の
カラフルなもの、インテリアに合うものを
選ぶ人が増えている。
・額を選んだら、化粧台紙を選ぶ。
これもカラーバリエーションや紙の種類豊富。
ヘリが金や銀のものなどもあり、
その加工もマット/ツヤ(これもツヤ度いろいろ)など。
・遺影の場合は長年飾るので、結露の問題などから
ガラスではなくアクリル板がよい。
アールデコ調のあしらいがなされたものや、
素朴な木の質感を活かしたものなどがあり、
その世界はなかなかに奥深い。
そういえば、神保町界隈には
額縁の専門店が何軒かあります。
これは、美大生が自分の絵を額装する、
神保町の古書店で流通する挿絵を額装する、
・・・といったお客が多かったからだそうです。
じーちゃん、よかったね。
(写真原版、額縁ともにカラーです)
(木村悦子)